「もう結婚適齢期なんだから、早く結婚しなさい!」などと、親御さんなどからプレッシャーを受けている方ももしかしたらいらっしゃるかもしれませんね。
ですが、そもそも結婚適齢期とは、何なのでしょうか?そして、それはいつなのでしょうか?
今回も前回に引き続き、結婚適齢期について、客観的な視点から、男女別にご説明いたします。
以前、男性の結婚適齢期は要因(・家族計画・人生計画)が異なるため人それぞれということをご説明いたしましたが、
今回は、例を挙げて、詳しく説明します。
例えば3歳差の2人のお子さんを希望していて、2人とも大学まで行かせたい、と考えていると仮定します。
この際、最も問題になるのは、経済的なことです。一般的な考え方であれば、お子さんが大学を出るまでは収入が必要になります。
もし、結婚して1年で第一子、その3年後に第二子を授かったとすれば、ここまでで4年です。さらに、第二子がストレートで大学まで行って卒業するのに、22年かかります。
すなわち、お子さんを育てるのに、合わせて26年かかるということです。
では、あなたの会社の定年が、60歳だったとします。ここから逆算していくと、「60-26=34」となりますから、遅くとも34歳までには結婚しなければならないということになります。
加えて、「自分は55歳までしか働くつもりはない」と考えていたとすると「55-26=29」ですから、遅くとも29歳までに結婚しなければなりませんね。
もちろん、こんなに単純には行かないでしょうし、結果としては働きたくなくても働かなければいけない状況になるかもしれません。
それでも、ご自分の結婚適齢期を考えるにあたっては、このような計画と計算が必要になってくるわけです。